中朝国際列車が12日に運行再開へ、コロナ禍で2020年から中断していた往来が活発化
新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年から中断していた中国と北朝鮮を結ぶ国際列車が、12日に運行を再開することが明らかになった。中国の複数の旅行会社が10日、読売新聞の取材に応じ、この情報を確認した。これにより、貿易商や労働者らの往来が活発化することが見込まれている。
週4回の運行で北京と平壌を結ぶ
運行再開に関する通知を受け取った関係者によると、国際列車は週に4回運行される予定だ。この列車は北京と平壌を結び、中朝貿易の重要な拠点である遼寧省丹東にも停車する。丹東では、多くのレストランや工場で北朝鮮労働者が働いており、地域経済に大きな影響を与えている。
国境封鎖後の段階的な再開
北朝鮮は、新型コロナの感染拡大を防ぐため、2020年に国境を封鎖した。コロナ禍後には、飛行機やバスによる人的往来を再開していたが、国際列車の運行は中断したままであった。今回の再開は、両国間の交流をさらに促進する重要な一歩と位置づけられる。
関係者によれば、中国人による観光目的での北朝鮮訪問の再開に向けた通知はまだ確認されていない。当面は、貿易商や労働者、外交関係者などが主に利用するものとみられている。
中国外務省も前向きな姿勢を示す
中国外務省報道官は10日の記者会見で、「中朝は友好的な隣国である。列車の運行を維持することは、両国間の人員交流を促進する上で重要な意義を持つ」と述べ、国際列車の運行再開に前向きな考えを示した。この発言は、両国関係の強化を目指す姿勢を反映している。
国際列車の再開は、コロナ禍による長期間の中断を経て、中朝間の経済的・人的つながりが回復に向かう兆しとして注目される。今後の動向に注目が集まっている。



