横田めぐみさん家族の13年間を記録した写真展、大阪で12年ぶりに開催
北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさんとその家族の写真を展示する「めぐみちゃんと家族のメッセージ 横田滋写真展~めぐみさん 家族と過ごした13年」が、2月26日から大阪市中央区の大阪高島屋で開催されます。この写真展は今回で41回目を数え、関西地域での開催は実に12年ぶりとなります。会期は3月9日まで設けられています。
父・滋さんが撮りためた家族の記録
展示内容は、めぐみさんが生まれた1964年から、13歳で拉致された1977年までの13年間に、父である横田滋さん(2020年死去)が撮影し続けた家族写真のパネルを中心としています。さらに、めぐみさんが実際に着用していた服や手書きの手紙、母である早紀江さん(90)が描いた絵画など、貴重な遺品も併せて展示されます。
主催は、早紀江さんの近隣住民によって結成された支援団体「あさがおの会」が担っています。同団体は、拉致問題の深刻さをより多くの人々に身近に感じてもらうことを目的として、2005年から国内外で継続的に写真展を開催してきました。
早紀江さんの切なる願い
早紀江さんは今回の展示について、「これらの写真を通じて、かつて幸せだった家族が突然奪われてしまうことの苦しみと悲しみを、一人でも多くの方に理解していただきたい」と強く訴えています。拉致によって引き裂かれた家族の実情を、静かなる写真の数々が物語っています。
会場情報と関連展示
会場は大阪高島屋の7階グランドホールです。入場時間は午前10時から午後6時30分まで(最終日である3月9日は午後4時30分まで)となっており、入場料は無料です。
また、関連企画として、大阪メトロなんば駅では2月28日まで、南海なんば駅では3月1日まで、デジタルサイネージ(電子看板)を用いて家族からのメッセージが放映される予定です。これにより、より多くの通行人に拉致問題への関心を喚起することが期待されています。
この写真展は、単なる過去の記録の展示ではなく、現在も続く拉致問題解決への願いが込められた、生きた証言の場となっています。多くの来場者が、展示された一枚一枚の写真から、家族の絆と失われた時間の重みを感じ取ることでしょう。



