新宿で「入管法改悪反対アクション」 参加者がリレースピーチで共生訴え
新宿で入管法改悪反対アクション リレースピーチで共生訴え

新宿駅前で「入管法改悪反対アクション」 リレースピーチで共生社会を訴え

東京都新宿区の新宿駅南口で、出入国在留管理法(入管法)の改定に抗議する「入管法改悪反対アクション」が3月28日夜に開催されました。このイベントでは、外国籍の人々との共生を求める参加者たちがリレー方式でスピーチを行い、法改正がもたらす人権侵害や生活への影響について強い懸念を表明しました。

法改正の内容と問題点

入管法の改定は、2023年に難民申請を3回目以降行った人を強制送還の対象に含めることから始まりました。さらに2024年には、税金などの未納を理由に永住資格を取り消すことができる規定が追加されました。現在、開会中の国会では、在留許可の更新や変更手数料の上限を、現在の1万円から10万円に引き上げる改定案が審議されています。

出入国在留管理庁(入管庁)は昨年5月に「ゼロプラン」を発表し、非正規滞在者の強制送還を強化する方針を打ち出しました。同庁は今月27日、昨年の強制送還者が過去最多の318人に上ったことを明らかにしており、外国人排斥の動きが加速している現状が浮き彫りになっています。

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参加者の声と訴え

アクションには初めて参加する人も多く、リレースピーチでは以下のような切実な声が次々と上げられました。

  • 「入管法が日に日に悪化し、外国籍の人が住みにくい社会になっている」
  • 「その存在が罪であるかのように線引きする最たる例が入管法改悪だ」
  • 「普通に生きたいと願う仮放免中の子どもたちの人生が壊されている」

ある女性参加者は、外国人の同僚がいることで職場が円滑に回っている実情を報告し、「昨夏の参院選以降、外国人の規制強化を訴えるスピーチが増え、心を痛めていた。少しでも良い方向に変えていきたい」と語りました。また、外国人男性は「日本の皆さんは私たち外国人と共存するつもりが本当にあるんでしょうか。私は共に生きたいと思っています」と訴えかけ、共生社会の実現を強く呼びかけました。

社会へのメッセージ

参加者たちは、「みんなの人権が守られる社会に」や「日本人ファーストは差別の裏返し」といったメッセージを掲げ、多様性を尊重する重要性を強調しました。このアクションは、法改正が単なる規制強化ではなく、外国籍の人々の日常生活や尊厳に直結する問題であることを社会に問いかける機会となりました。

新宿駅前という多くの人が行き交う場所での開催により、より広範な層にメッセージが伝えられ、外国人を取り巻く環境の改善に向けた議論が深まることが期待されます。参加者たちは、今後も継続的に活動を展開し、共生社会の実現に向けて声を上げていく方針です。

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