アメリカの複数の大学で、イスラエルのガザ攻撃に抗議する学生デモが拡大し、8日までに100人以上が逮捕される事態となった。ニューヨークのコロンビア大学やカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)などで、学生と警官隊が衝突し、キャンパスは混乱の極みにある。
デモの背景と拡大
抗議活動は、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの軍事作戦に反対する学生らが中心。大学側がイスラエル関連企業との関係断絶を拒否したことから、学生らはキャンパス内にテントを設営し、座り込みを開始。これに対し、大学当局が警察に排除を要請したことで、衝突が発生した。
逮捕者と負傷者
警察は8日未明、コロンビア大学で約50人、UCLAで約40人を逮捕。その他、ミシガン大学やテキサス大学でも逮捕者が出ており、全米で逮捕者は100人を超えた。負傷者も数人出ているが、命に別条はないという。
大学と政府の対応
大学側は「学問の自由と安全な学習環境を守るため」と説明するが、学生らは「表現の自由の抑圧だ」と反発。バイデン政権は「平和的抗議は認めるが、違法行為は許されない」との立場を示す一方、野党からは「過激なデモを放置した」と批判が上がっている。
今後の見通し
デモは全米の主要大学に波及する可能性があり、大学当局は対応に苦慮している。一部の大学では授業をオンラインに切り替える動きも出ており、長期化の懸念が強まっている。



