UAEなど湾岸諸国が米国に通貨スワップ協定を要請 中東情勢悪化長期化で財政リスク懸念高まる
米国のベセント財務長官は22日、湾岸諸国などから通貨交換(スワップ)協定の締結要請があったことを明らかにしました。これは中東情勢の悪化が長期化する中、経済や財政への打撃に備える動きと見られています。
米財務長官が前向き姿勢を示す
ベセント長官は議会上院歳出委員会の小委員会で発言し、特にアラブ首長国連邦(UAE)との協定に関して「両者にとって利益がある」と前向きな姿勢を示しました。協定締結の目的について、「ドルの資金調達市場の秩序を保つためだ」と説明しています。
UAEからの要請は、米紙ウォールストリート・ジャーナルが既に報じており、UAE中央銀行トップがワシントンでベセント氏らと会談し、財政支援の必要性に言及したと伝えられています。
UAEの財政懸念と背景
UAEでは、中東地域の紛争影響により、以下のような懸念が高まっています:
- 外貨準備高の減少
- 投資家離れの進行
- エネルギーインフラの損傷
- 主要なドル収入源である石油販売への影響
これらの要因が重なり、財政リスクへの備えとして通貨スワップ協定の要請に至ったと分析されています。
米国内の動向と今後の展望
トランプ大統領も米メディアのインタビューで、UAEとの協定を検討していると述べており、米国内でも前向きな議論が進んでいる模様です。通貨スワップ協定は、国際金融市場の安定化や経済的連携強化に寄与する可能性が指摘されています。
中東情勢の先行き不透明さが続く中、湾岸諸国と米国との間で、財政リスク軽減に向けた具体的な対策が模索される展開が注目されます。



