王毅外相がイランと電話会談 ホルムズ海峡の航行正常化を強く要請
中国の王毅外相は4月15日、イランのアラグチ外相と緊急の電話会談を行いました。この会談は、米国とイスラエルがイランとの間で続く戦闘によって、戦略的に重要なホルムズ海峡が事実上の封鎖状態に陥っていることを受けて実施されたものです。中国外務省が同日、公式に発表しました。
国際的な航行の自由と安全を強く主張
王毅外相は会談の中で、ホルムズ海峡に関する中国の立場を明確に示しました。まず、イランが沿岸国として有する正当な権益は尊重されるべきであると述べ、その上で「国際的な航行の自由と安全は何としても保障されなければならない」と強く訴えかけました。現在、海峡の正常な航行回復を求める声が国際社会で高まっていることを強調し、早期の解決を促す姿勢を見せています。
さらに、王毅氏はイランの現状について「戦争が平和へと転換する重要な局面にある」との認識を表明。中国として、停戦と対話を維持することを支持する意向を伝え、「これはイラン国民の利益であると同時に、国際社会全体の期待でもある」と指摘しました。中国は中東地域の平和と安定の実現に向けて、積極的かつ建設的な役割を果たしていく意思を改めて示しています。
イラン側も交渉を通じた解決を模索 中国への期待感を示す
これに対し、アラグチ外相は米国との交渉に関する最新の情勢や、イラン政府の今後の方針について詳細を説明しました。アラグチ氏は「イランは交渉を通じて現実的な解決方法を探求したい」と述べ、和平プロセスを促進する上での中国の役割に大きな期待を寄せていることを明らかにしました。
ホルムズ海峡は世界の石油供給の約3分の1が通過する国際的な要衝であり、その航行の安全確保は全球的な経済安定に直結する課題です。今回の会談は、中東情勢の緊迫化を受けた中国の外交的な働きかけの一環として位置付けられ、今後の動向が注目されます。



