米軍がホルムズ海峡を事実上封鎖 イラン港湾への出入り全面阻止で緊張激化
米国とイランが戦闘終結に向けてパキスタン首都イスラマバードで行った対面協議は12日、合意に至らず終了しました。イランの核開発やホルムズ海峡を巡る対立を解消できなかったことが背景にあります。
トランプ大統領が封鎖作業開始を表明
トランプ米大統領は12日、ホルムズ海峡封鎖の作業開始を表明しました。これを受けて、米中央軍はイランの港湾への出入りを13日午前10時(日本時間同午後11時)から全面阻止すると発表しました。これは、海峡を事実上封鎖するイランへの対抗措置として圧力をかける目的です。
米国による海峡封鎖の具体的な状況は現時点で不明ですが、この動きによって地域の緊張が再び高まっています。イラン革命防衛隊は「近づこうとする軍艦は停戦違反と見なす」と警告し、強硬な姿勢を示しました。
交渉の行き詰まりと国際的な反応
米紙ウォールストリート・ジャーナルは12日、トランプ氏が交渉の行き詰まり打開のため、限定的な再攻撃を検討していると報道しました。一方、パキスタンのダール副首相兼外相は仲介継続を表明し、8日に発表された2週間の停戦合意維持を求めています。
国際社会では、英国が米国の海峡封鎖を支持せず、首相が「完全開放に注力」と述べるなど、対応が分かれる様相です。この緊張の高まりは、経済にも影響を与えています。
原油相場への波及効果
12日のニューヨーク原油先物相場は上昇し、指標となる米国産標準油種(WTI)は一時1バレル=105ドル台を付けました。ホルムズ海峡は世界の石油供給の要衝であり、封鎖の動きが市場に不安をもたらした形です。
今後の展開が注目されますが、イランと米国の対立が深まる中、地域の安定に向けた外交努力が急がれます。



