米軍がイランの原油輸出拠点を爆撃、トランプ大統領がさらなる攻撃を警告
【ワシントン=池田慶太】米国のトランプ大統領は13日、自身のSNSを通じて、米軍がイランの原油輸出の約9割を担うペルシャ湾のカーグ島にある軍事目標に対して大規模な爆撃を実施したことを明らかにしました。さらに、ホルムズ海峡での安全な航行を妨害する行為が続けば、島の石油関連施設も標的にすると警告しました。
カーグ島の軍事目標を「完全に破壊」
トランプ氏は投稿で「米中央軍はカーグ島の全ての軍事目標を完全に破壊した」と主張。米メディアによれば、この攻撃ではミサイル貯蔵施設や空港滑走路などが破壊されたと報じられています。
一方で、トランプ氏は「島の石油インフラを一掃しないことを選択した」と述べつつも、「ホルムズ海峡での安全な航行を妨害した場合、直ちにこの決定を見直す」と強調。攻撃の拡大を示唆する発言で、イランへの圧力を強めています。
世界最大級の原油積み出し港が標的に
カーグ島はペルシャ湾北部に位置し、原油積み出し港としては世界最大級の規模を誇ります。もし石油関連施設が攻撃されれば、イラン経済は壊滅的打撃を受ける一方で、国際的な原油価格が急騰する恐れがあります。
トランプ氏はその後の投稿で、「イランは完全に敗北し、合意を望んでいるが、私が受け入れるような合意ではない」と説明。イラン側との接触があった可能性も示唆しています。
イラン軍が報復を警告、緊張が高まる
これに対し、イラン軍中央司令部の報道官は14日、石油関連施設が攻撃されれば、米国に関係する中東の石油会社のインフラが「即座に破壊される」と警告。報復を示唆する発言で、地域の緊張が一層高まっています。
この攻撃は、ホルムズ海峡をめぐる航行の安全確保を名目に行われたものですが、イランと米国の対立が新たな段階に入ったことを示しています。今後の展開が国際社会から注目されています。



