イスラエル軍は16日、パレスチナ自治区ガザ地区において、イスラム原理主義組織ハマスの軍事部門トップを殺害したと正式に発表した。この作戦は、ネタニヤフ首相が15日に標的を定めた空爆を指示したことを受けて実施された。米国主導のガザ和平計画がハマスの武装解除問題で停滞する中、イスラエルはハマスに対する軍事的圧力を一段と強める意図があるとみられる。
殺害されたハマス軍事部門トップ
殺害されたのは、ハマス軍事部門の最高指導者であるイズ・ハダド氏。イスラエル軍の発表によれば、北部ガザ市において精密攻撃を実行し、ハダド氏を排除したと主張している。ザミール参謀総長はこの成果について「重要な作戦上の成果だ」と高く評価した。
空爆の影響と周辺状況
中東の衛星テレビ局アルジャジーラの報道によると、ガザ市内の住宅ビルに対する空爆により、少なくとも7人が死亡し、50人以上が負傷する被害が出ている。イスラエルメディアの報道では、ハダド氏は2023年10月に発生したイスラエルへの奇襲攻撃を首謀した主要人物の一人とされており、イスラエル軍はこれまでに75万ドル(約1億1900万円)の懸賞金をかけてその行方を追跡していた。
和平計画への影響
今回の作戦は、米国が主導するガザ和平計画がハマスの武装解除を巡って難航している状況下で実施された。イスラエルはハマスに対し、軍事的な圧力を通じて武装解除交渉を有利に進めようとする狙いがあると分析されている。和平計画の今後の行方に影響を与える可能性がある。
なお、本件に関する詳細な情報は、アルジャジーラやイスラエルメディア、共同通信などの報道を総合して得られたものである。



