モジタバ師がホルムズ海峡閉鎖徹底を宣言、専門家が緊急議論
2026年3月13日、BS日テレの番組「深層NEWS」で、イランの新たな最高指導者に選ばれたモジタバ・ハメネイ師の声明について、専門家たちが活発な議論を展開しました。この声明では、ホルムズ海峡の閉鎖を徹底する方針が示され、国際社会に大きな波紋を広げています。
山下裕貴氏の指摘:世界経済への脅威
元陸上自衛隊中部方面総監の山下裕貴氏は、モジタバ師の声明について「世界経済を人質に取っている」と厳しく批判しました。ホルムズ海峡は世界の石油輸送の要衝であり、その閉鎖はエネルギー供給に深刻な混乱をもたらす可能性があると指摘。山下氏は、この動きが国際的な安全保障上の重大なリスクであると強調し、各国の警戒を呼びかけました。
坂梨祥氏の分析:国内政治の意図
日本エネルギー経済研究所の坂梨祥中東研究センター長は、声明の背景を「国民に新しいメッセージが必要と判断したのでは」と分析しました。イラン国内では政権交代後の不安定な状況が続いており、モジタバ師が強硬な姿勢を示すことで、国内の支持基盤を固めようとする意図があると推測。坂梨氏は、この声明が外交的な圧力だけでなく、内政的な戦略としても機能している可能性を指摘しました。
鶴岡路人教授の見解:イランの主導権主張
慶応大学の鶴岡路人教授は、声明を「イラン側が主導権を握っているという非常に強い意思表示だ」と評価しました。ホルムズ海峡を巡る紛争は長年にわたり中東情勢の焦点となっており、イランがこの戦略的な地点をコントロールすることで、地域における影響力を強化しようとしていると解説。鶴岡氏は、この動きが周辺国や国際社会との緊張をさらに高める恐れがあると警告しました。
全体として、専門家たちはモジタバ師の声明が中東情勢に新たな不確実性をもたらすと一致して見ています。ホルムズ海峡の閉鎖は、以下のような影響が懸念されます:
- 世界の石油価格の急騰とエネルギー危機の深刻化
- 国際貿易ルートの混乱と経済的損失の拡大
- 地域の軍事緊張の高まりと安全保障リスクの増加
この議論は、イランの新政権がどのように国際舞台で行動するかを示す重要な指標となり、今後の動向が注目されます。各国は対応策を模索しており、平和的な解決に向けた外交努力が急がれています。



