トランプ米大統領は26日、FOXニュースの電話インタビューで、イランとの戦闘終結に向けた合意には、イランが核兵器を保有しないという確約が含まれるべきだと強調した。この発言は、両国間の核問題をめぐる隔たりが依然として大きいことを浮き彫りにしている。
イラン側の主張と仲介国の動き
イランのタスニム通信によると、アラグチ外相は26日、イラン側の条件を仲介国であるパキスタンに伝達するため、同国を再訪した。イランが提示する条件には核問題は含まれておらず、代わりにエネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡の通航に関する新たな法的枠組みの導入や、米国による海上封鎖の解除などが含まれている。これにより、米イラン間の溝は依然として埋まっていない状況だ。
トランプ氏の交渉姿勢
トランプ氏は、パキスタンへの代表団派遣を25日に急きょ取りやめたことについて、FOXニュースのインタビューで「(イラン側が)話したければ、電話をかけてくればいい」と語り、交渉継続への意欲を示した。しかし、その一方で強硬な姿勢も崩していない。
また、トランプ氏はイランが米軍による港湾封鎖で石油輸出ができなくなり、貯蔵問題を抱えていると指摘。パイプラインが詰まって「3日ほどで爆発」する危険があると述べ、イランの石油インフラの再建は困難だと強調。「彼らはプレッシャーにさらされていると思う」と語り、イラン側の窮状をあらわにした。
イラン側の条件詳細
タスニム通信によれば、戦闘終結に向けてイラン側が提示する条件は、以下の通りである。
- ホルムズ海峡通航の新たな法的枠組みの導入
- 米国による海上封鎖の解除
これらの条件は核問題を直接扱うものではなく、イランが経済的圧力を緩和することを優先している姿勢がうかがえる。



