ペルー大統領、中国人実業家との密会発覚で罷免…3人連続の失職に
南米ペルーで政治的不安定が続いている。同国国会は2月17日、政府と利害関係のある中国人実業家との密会が発覚したホセ・ヘリ大統領(39歳)に対する不信任決議案を賛成多数で可決し、ヘリ氏を正式に罷免した。これにより、ペルーでは大統領の罷免が3人連続で発生する異例の事態となった。
密会と複数の疑惑が罷免の決定打に
ヘリ大統領には、中国人実業家との不適切な関係に加えて、以下のような複数の疑惑が指摘されていた。
- 政府契約に関連する不正行為の疑い
- 縁故採用などの人事上の問題
- 透明性を欠いた意思決定プロセス
これらの疑惑が重なり、国会議員の間で強い懸念が広がった結果、不信任決議が提出されるに至った。ヘリ氏はわずか数週間前に大統領に就任したばかりであり、その短い在任期間での罷免は、ペルー政治の深刻な混乱を浮き彫りにしている。
3年連続で大統領が失職する異常事態
ペルーでは近年、大統領の罷免が相次いでいる。2022年12月には、急進左派のペドロ・カスティジョ氏が汚職疑惑などにより罷免された。その後、副大統領から昇格したディナ・ボルアルテ氏が大統領を継承したが、彼女も昨年11月に失脚している。
ヘリ氏はボルアルテ氏の罷免に伴い、大統領職を引き継いだばかりであった。この連鎖的な大統領交代は、以下のような根本的な問題を示唆している。
- 政治的な対立の深まり
- ガバナンスの脆弱性
- 国民の信頼低下
国際社会は、ペルーの政治的安定性に対する懸念を強めており、今後の政権運営に注目が集まっている。この事態は、ラテンアメリカ全体の政治動向にも影響を与える可能性が指摘されている。



