高市早苗首相は30日、ナフサ由来の化学製品の供給について「年を越えて継続できる見込み」と表明した。中東情勢への対応を議論する閣僚会議で述べた。政府はこれまで供給について「半年以上」としていたが、首相は中東以外からの代替調達が進むと説明した。
背景と詳細
ナフサはプラスチックなど幅広い製品の原料として使用される重要な化学製品である。国内では備蓄された石油を精製して得られる分に加え、米国やアルジェリア、ペルーなど中東以外の国々からも調達を進めている。これにより、供給源の多様化が図られ、安定供給の見通しが立ったと見られる。
首相の見解
高市首相は会議で、「中東情勢の緊迫化に伴い、従来の供給見通しを見直す必要があったが、代替調達の進展により、年末まで安定した供給が可能となる」と強調した。政府は引き続き状況を注視し、必要に応じて追加の対策を講じる方針だ。
今回の表明は、国内の化学産業やプラスチック製品メーカーにとって安心材料となる。ナフサの安定供給は、自動車部品や電子機器など幅広い分野の生産活動に直結するため、経済全体への影響が懸念されていた。



