原油価格高騰がロシアに外交的優位をもたらす
2026年3月12日、BS日テレの報道番組「深層NEWS」において、元国連アフガニスタン支援ミッション政務官の青木健太氏と、東京大学先端科学技術研究センターの小泉悠准教授が出演し、中東情勢とロシアの動向について活発な議論を展開しました。
ロシアの戦略的機会を小泉氏が指摘
小泉悠准教授は、現在の原油価格高騰の状況に着目し、これがロシアにとって「千載一遇のチャンス」であると強調しました。具体的には、ロシアが欧州各国に対して自国産の石油を供給する代わりに、ウクライナへの支援停止を要求できる可能性を分析。エネルギー資源を外交カードとして活用することで、国際的な立場を強化できると述べました。
青木氏がイランの期待を解説
一方、青木健太氏は、ロシアの役割について、イランから緊張緩和や停戦につながる橋渡しを期待されていると指摘。米国とイスラエルによるイラン攻撃の可能性を巡る国際的な緊張の中で、ロシアが調停者としての機能を果たすことが期待されていると解説しました。
この議論は、ウクライナ情勢と中東情勢が複雑に絡み合う現代の国際政治において、エネルギー価格の変動が外交戦略に与える影響を浮き彫りにしています。両氏の分析は、ロシアが原油価格高騰を利用して欧州諸国への圧力を強め、自国の利益を追求する動きを予測するもので、今後の国際関係の行方を注視する必要性を示唆しています。



