神奈川県鎌倉市は、2026年5月の大型連休期間中における鎌倉駅周辺の人出について、昨年と比較して約3割増加したという試算を明らかにした。その一方で、江ノ島電鉄(江ノ電)の乗客数は約1割減少している。市の担当者は、江ノ電の混雑を避けて徒歩での観光が増えたのではないかと分析している。
徒歩観光促進の取り組み
江ノ電鎌倉駅から藤沢駅に向かって3つ目の長谷駅周辺には、多くの観光客が訪れる長谷寺や高徳院(大仏寺)がある。駅や周辺道路の混雑が深刻なことから、市は看板や案内地図を用意し、鎌倉駅から長谷エリアまで徒歩で向かうよう呼びかけてきた。
地図配布の成果
市によると、用意した地図1000部はすべて配布され、観光客の徒歩移動を後押ししたという。
江ノ電の混雑緩和策
江ノ電鎌倉駅では、連休期間中に改札の外に入場待ちの列ができた場合、事前に申請した住民が優先して駅構内に入ることができる制度を設けている。しかし今年は、そうした状態にはならなかった。優先入場が行われなかったのは、2024年から3年連続となる。
市は今後も、徒歩観光の促進や混雑緩和のための施策を継続していく方針だ。



