ホルムズ海峡封鎖で原油価格急騰、NY先物12%高 投資家は金に逃避し最高値更新
ホルムズ海峡封鎖で原油急騰、金が最高値更新

ホルムズ海峡封鎖で原油供給に懸念、NY先物が急騰

米軍とイスラエル軍によるイランへの軍事攻撃が行われたことを受け、原油価格が供給不安を背景に急騰した。株価は大きく下落し、市場に動揺が広がっている。特に、原油海上輸送の要衝であるイラン沖のホルムズ海峡が事実上封鎖されたことで、中東産原油の供給が滞るとの警戒感が強まっている。

原油先物価格が大幅に上昇

1日夜のニューヨーク原油先物市場では、代表的な指標となるテキサス産軽質油(WTI)の4月渡し価格が一時、前週末終値比で約12%高の1バレル=75ドル台をつけた。これは、米国とイスラエルがイランの核施設を攻撃した2025年6月以来、約9か月ぶりの高い水準である。

欧州を中心に取引される北海ブレント原油の先物価格も一時、約14%高の82ドル台まで急騰した。ホルムズ海峡の封鎖が中東からの原油供給に深刻な影響を与える可能性が、市場で強く懸念されている。

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東京株式市場も下落、投資家がリスク回避

週明け2日の東京株式市場では、中東情勢の緊迫化を受けて投資家がリスク回避姿勢を強めた。日経平均株価(225種)は一時、前週末終値比で1500円超下落し、終値は793円03銭安の5万8057円24銭となった。地政学的リスクの高まりが、株式市場に大きな圧力をかけている。

安全資産の金に資金が流入、価格が過去最高を更新

一方、「安全資産」とされる金に投資家の資金が流れ込んだ。ニューヨーク市場で金の先物価格(中心限月)は一時、1か月ぶりに1トロイ・オンス(約31グラム)あたり5400ドル台をつけた。

国内の代表的指標となる田中貴金属工業の店頭小売価格(1グラムあたり、税込み)は2日夕、前週末午前比1571円高の3万305円と過去最高値を更新した。市場の不安定さが、金への需要を一段と高めている。

この動きは、中東情勢のさらなる緊迫化が、世界的な経済や市場に大きな影響を与えうることを示している。投資家は、原油供給の途絶や地政学的リスクの拡大に備え、慎重な姿勢を続けている。

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