20日の米ニューヨーク株式市場で、主要企業で構成されるダウ工業株平均は前日終値から600ドル以上上昇し、4営業日ぶりに5万ドル台を回復して取引を終えた。米国とイランの交渉進展への期待から原油価格が下落したことなどを受け、幅広い銘柄に買いが入った。
ダウ平均の詳細
ダウ平均の終値は前日比645.47ドル(1.31%)高の5万0009.35ドルとなった。素材や金融などの業種を中心に買い注文が集まり、市場全体に強気ムードが広がった。
原油価格と長期金利の動向
トランプ米大統領は20日、記者団に対してイランとの交渉が「最終段階」にあると述べた。この発言を受けて、米ニューヨーク商業取引所では原油価格の指標である米国産WTI原油の先物価格が前日比8.82%下落し、1バレル=98.26ドルを記録した。また、インフレ加速懸念から上昇が続いていた長期金利の指標である10年物米国債利回りも低下(債券価格は上昇)し、株式相場を下支えした。
市場参加者の間では、米イラン交渉の進展が中東情勢の安定化につながるとの見方が広がり、リスク選好姿勢が強まった。一方で、交渉が不調に終われば再び地政学リスクが高まる可能性も指摘されており、今後の動向が注目される。



