米連邦準備制度理事会(FRB)は28日と29日の両日、金融政策を決定する米連邦公開市場委員会(FOMC)を開催する。市場では、3回連続で政策金利を据え置くとの見方が大勢を占めている。今回のFOMCは、5月15日に任期満了を迎えるパウエル現議長にとって最後の会合となるため、その発言内容に注目が集まっている。
据え置き観測が大勢
FRBは昨年後半に3回連続で利下げを実施し、政策金利を3.50~3.75%に設定した。しかし、今年に入ってからは2回連続で金利を据え置いている。前回3月の会合では、イラン情勢が米国経済に与える影響を慎重に見極める必要があるとの結論に達した。
インフレ指標にばらつき
エネルギー価格の高騰により、直近3月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.9ポイント上昇し、2022年6月以来の大きな伸びを記録した。しかし、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は0.2ポイントの上昇にとどまっており、インフレは落ち着いているとの見方も可能だ。
パウエル氏は3月末の講演で、今後の金融政策について慎重な姿勢を示していた。任期切れを控え、今回のFOMCでは自身の見解を改めて表明する可能性がある。
また、次期FRB議長にはトランプ前大統領の側近であるウォーシュ氏が有力視されており、パウエル氏の発言が今後の政策運営に影響を与えるかどうかも注目される。



