トランプ大統領、一般教書演説で「黄金時代」を宣言 2期目1年の成果を強調
トランプ大統領、一般教書演説で「黄金時代」宣言

トランプ大統領が「黄金時代」宣言 2期目初の一般教書演説で成果を強調

米国のドナルド・トランプ大統領は24日夜(日本時間25日午前)、米連邦議会の上下両院合同本会議において、2期目就任後初となる一般教書演説を実施しました。演説では「わずか1年を経て私たちはかつてない変革と、大転換を達成した。我々は後戻りしない」と述べ、2期目就任からの1年間で築いた成果を力強くアピールしました。

「アメリカ250年」を掲げた演説

演説のタイトルは「アメリカ250年 強く、繁栄し、尊敬される国」とされ、7月に迎える米建国250年にちなんだものでした。トランプ氏は「我が国はかつてないほど大きく、より良く、豊かで、強くなって戻ってきた」と強調し、自身の政権の下で「黄金時代」を迎えていると宣言しました。

移民政策と国境安全の主張

移民取り締まり政策については、「4年間、何百万もの不法移民が全く審査も受けずに国境を越えてきたが、今や米史上最も強固で安全な国境を手に入れた」と自賛しました。その上で、「我が国を愛し、国を守るために懸命に働く人々は、今後も合法的な入国を認めていく」と説明し、厳格ながらも合法的な移民の受け入れを継続する方針を示しました。

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経済成果と関税政策の継続

経済面では、物価上昇(インフレ)の抑制やガソリン価格の下落、記録的な株高などの成果を列挙しました。「地球上の隅々」から巨額投資の約束を取り付けているとし、「少し前まで我々の国は死んでいた。今や世界中でどこよりも活力のある国だ」と訴えました。

政策の中核に位置づける関税政策については、連邦最高裁判所が「相互関税」などを無効とする判決を出したことに対し「残念だ。失望した」と不満を表明しつつ、関税政策を継続する方針を明確にしました。トランプ政権は別の法律を使い、世界各国・地域を対象とする10%の新たな追加関税を発動しています。「(関税措置が)所得税制度を大きく置き換え、私が愛する人々の経済的負担を軽減すると信じている」と語りました。

外交問題への言及

外交分野では、イランとの核開発を巡る協議が続いていることに言及し、「合意を望んでいるが、『決して核兵器を持たない』という秘密の言葉を聞いていない」として、イランの対応に不満を示しました。外交を通じて問題を解決する姿勢を強調しつつ、「世界最大のテロ支援国である彼らが核兵器を持つことを決して許さない」と訴えました。

また、南米ベネズエラの反米左派ニコラス・マドゥロ大統領の政権打倒などを功績として主張し、ロシアとウクライナの戦闘を終わらせるために「取り組んでいる」と語りました。

中間選挙に向けたアピール

11月に控えた中間選挙を前に、有権者に身近な物価高対策を中心に政策を訴え、政権の実績を前面に押し出しました。演説は全米でテレビ中継され、大統領の議会演説として年1回のみ行われる重要な機会となりました。

一般教書演説(State of the Union address)とは、米大統領が就任2年目以降、連邦議会に対し国の現状と今後の政策を説明する演説を指します。就任1年目に政策方針を示す「施政方針演説」とは区別され、政治的に重要な意味を持ちます。

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