米北東部で爆弾低気圧が猛威、ニューヨークなど非常事態宣言…倒木で死者2名
アメリカ北東部は、2月22日から23日にかけて、猛烈な吹雪をもたらす「爆弾低気圧」の影響で、大規模な暴風雪に見舞われました。この異常気象により、マサチューセッツ州やニュージャージー州など少なくとも7州とニューヨーク市が非常事態宣言を発令し、住民に対して不要不急の外出自粛を強く呼びかけています。
交通網の大混乱と広範囲な停電
暴風雪の影響は甚大で、7州を中心に60万世帯以上が停電する事態に陥りました。さらに、航空機の運航にも大きな支障が出て、1万便以上が欠航し、交通網は大きく混乱しています。道路では除雪作業が急ピッチで進められる一方、多くの地域で移動が制限され、市民生活に深刻な影響を与えています。
ニューヨーク市で2016年以来の大雪
ニューヨーク市マンハッタンでは、最大約60センチの積雪を記録し、米紙ニューヨーク・タイムズは「2016年以来の大雪」と報じました。同市は緊急事態に対応するため、除雪作業員の時給を約19ドル(約3000円)から約30ドル(約4650円)に引き上げ、4000人規模の態勢で除雪作業に当たっています。タイムズスクエア周辺では、除雪車や作業員が懸命に活動する光景が見られました。
倒木事故による死者と車の立ち往生
一方、メリーランド州では、大雪の影響で倒木が車を直撃し、2名が死亡する悲劇的な事故が発生しました。また、マサチューセッツ州では、350台以上の車が立ち往生するなど、安全面での懸念が高まっています。当局は、引き続き警戒を呼びかけるとともに、復旧作業を加速させています。
この爆弾低気圧は、気候変動の影響も指摘される中、アメリカ北東部に未曾有の被害をもたらしました。今後の気象状況には注意が必要とされています。



