トランプ米大統領は14日、中国との貿易協議について、対話を継続する意向を明確に示した。ホワイトハウスで記者団に対し、「中国との関係は非常に良好であり、引き続き対話を続けていく」と述べ、関税問題では相互譲歩の可能性にも言及した。
相互譲歩の可能性に言及
トランプ氏は、現在の関税措置に関して「双方が歩み寄る余地がある」と指摘。具体的な譲歩内容には触れなかったものの、今後の交渉で相互に利益となる解決策を模索する姿勢を示した。これにより、米中貿易摩擦の緩和期待が高まっている。
市場の反応
この発言を受け、株式市場では買いが先行。特にハイテク株や自動車株が上昇し、ダウ平均株価は一時200ドル超の上げ幅を記録した。市場関係者は「トランプ氏の発言は予想外のハト派的な内容で、投資家心理を改善させた」と分析している。
- ダウ平均株価:+1.2%
- ナスダック総合指数:+1.5%
- S&P500:+1.1%
今後の見通し
専門家の間では、トランプ氏の相互譲歩発言は来月開催予定の米中首脳会談をにらんだものとの見方が強い。ただし、中国側の反応は依然として不透明であり、具体的な成果を得るには時間がかかるとの慎重論も根強い。
一方、米国通商代表部(USTR)は、中国の知的財産権侵害や強制技術移転などの構造問題について、引き続き是正を求める方針を堅持。関税引き下げの条件として、中国側の具体的な行動を求める姿勢を崩していない。
米国と中国の貿易協議は、昨年からの断続的な交渉を経て、一部で進展が見られるものの、根本的な解決には至っていない。トランプ氏の発言が今後の交渉にどのような影響を与えるか、注目が集まっている。



