米東部メリーランド州ボルティモアの連邦検察は12日、2024年に発生し6人が死亡した橋崩落事故に関連し、大型貨物船の運航に関与した2社と技術責任者(47)を起訴したと発表した。この事故は、同州のパタプスコ川に架かるフランシス・スコット・キー橋で起きたもので、全長約2.5キロの橋は船の衝突により崩落した。
起訴の詳細と責任者の所在
起訴されたのは、シンガポールとインドに拠点を置く運航会社2社と、インド国籍の技術責任者。検察は、技術責任者が現在インドに滞在しているとみており、インド政府の協力を得て逮捕する方針を示している。
事故の原因と検察の主張
起訴状によると、被告らは大型貨物船に不適切な改造を施した結果、停電からの復旧が不可能となり、電力を失った船が橋脚に衝突したとされる。さらに、沿岸警備隊に対して故意に正確な情報を提供しなかったことも指摘されている。検察は「防ぐことができた悲劇だった」と述べ、「無謀にも海上の安全規制を無視し、事故を引き起こした者たちの責任を問う」と強調した。
事故の経過と被害
事故は2024年3月26日に発生。船が橋脚に衝突した瞬間、橋上で作業中だった8人の作業員が川に転落し、うち6人が死亡した。この事故は地域社会に大きな衝撃を与え、海上安全規制の見直しを求める声が高まっている。



