イラン攻撃自制要求を削除、NPT成果文書改訂版で米欧の意向反映
イラン攻撃自制要求削除 NPT成果文書改訂版

ニューヨークの国連本部で開催中の核拡散防止条約(NPT)再検討会議において、13日に採択を目指す成果文書の草案改訂版が各国に配布された。この改訂版では、「核兵器のない世界を実現する決意」という文言が新たに盛り込まれた一方、イランの核施設への攻撃自制を求める項目や、新たな「核共有」の取り決めに懸念を示す文言が削除された。

改訂の背景と内容

改訂版は、6日に配布された最初の草案に対する各国の意見を踏まえて作成された。イラン核施設や核共有に関する削除は、米国と欧州諸国の意向が反映されたものとみられ、中国、ロシア、イランが不満を示す可能性がある。最終日の22日に向けた採択交渉は、一段と本格化することが予想される。

採択への課題

成果文書の採択は全会一致が原則であり、再検討会議は過去2回連続で採択に失敗している。3回連続の失敗を避けるため、各国が合意しやすい項目に絞る方向とみられていたが、改訂版は草案から1ページ増えて14ページとなった。今後さらに改訂される見通しである。

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イラン関連の変更点

草案ではイランによる国際原子力機関(IAEA)との保障措置(査察)協定の「義務不履行」を明示していたが、改訂版では不履行の主体をあいまいにし、イランにも一定の配慮を示した。これにより、イランの反発を緩和する狙いがあるとみられる。

改訂版の内容は、核軍縮と不拡散を巡る国際社会の複雑な立場を反映しており、今後の交渉の行方が注目される。

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