長生炭鉱遺骨のDNA鑑定、日韓協力で実現へ
日韓両政府は18日、山口県宇部市の長生炭鉱で2025年8月と今年2月に回収された遺骨について、身元確認のためのDNA型鑑定に着手する方針を正式に発表した。これは、今年1月の日韓首脳会談で合意されたDNA型鑑定に関する協力推進の一環であり、両国外交当局間の実務協議で具体的な手続きや方法が詰められていた。
首脳会談でも議題に
19日に韓国慶尚北道安東で開催される高市早苗首相と李在明大統領の首脳会談でも、この遺骨鑑定問題が議題となる可能性がある。両首脳は、戦後処理や歴史認識に関わるこの問題に真摯に向き合う姿勢を示している。
長生炭鉱の悲劇
海底に位置する長生炭鉱は、戦時中に水没事故が発生し、朝鮮人を含む183人が犠牲となった。昨年8月には地元の民間団体が潜水調査を実施し、人骨を回収。団体や遺族らは長年にわたり、DNA型の照合を求めてきた。今回の政府方針は、こうした悲願に応える形となる。
鑑定結果は、遺族への返還や歴史的記録の保存にも活用される見通しであり、日韓両国の信頼構築に寄与することが期待されている。



