米中央情報局(CIA)のラトクリフ長官が14日、キューバを訪問し、アルバレス内相や情報機関トップらと会談した。トランプ政権が反米姿勢の転換を狙ってキューバに圧力をかける中での異例の訪問となった。
異例の訪問の背景
複数の米メディアによると、ラトクリフ氏はキューバ側と、情報活動での協力や経済の安定、安全保障上の課題について協議したという。AP通信はCIA当局者の話として、ラトクリフ氏がトランプ大統領のメッセージを伝えるため訪問したと報じた。
そのメッセージとは、キューバが根本的な変革を行った場合に限り、米国は経済や安全保障の問題に取り組む用意があるという内容だ。また、ラトクリフ氏はキューバのラウル・カストロ元国家評議会議長の孫ロドリゲス氏とも会った。
ベネズエラ作戦を引き合いに
米ニュースサイトのアクシオスによると、ラトクリフ氏は、ベネズエラの反米左派マドゥロ大統領を拘束した1月の米軍の作戦を引き合いに出し、キューバ側に教訓とすべきだと指摘した。これは、キューバに対する圧力を強めるトランプ政権の姿勢を反映している。
今回の訪問は、米国とキューバの関係において極めて異例であり、今後の両国関係の行方に注目が集まる。



