中国、日本に「根源直視」を要求 閣僚会談見送りで
中国商務省の何亜東報道官は28日の記者会見で、日本が日中関係悪化の「根源を直視し、正常な交流の条件を整えるよう求める」と述べた。この発言は、日本がアジア太平洋経済協力会議(APEC)貿易相会合に合わせて要請した閣僚会談を中国側が拒否したことを受けたものだ。
日本は22、23日に江蘇省で開催されたAPEC貿易相会合に際し、赤沢亮正経済産業相と王文濤商務相との正式な会談を提案したが、中国側はこれに応じなかった。何氏は「両国関係の深刻な困難の根源は高市早苗首相による誤った言動にある」と改めて主張し、日本の対応を批判した。
また、赤沢氏が王氏に歩み寄って実施した短時間の立ち話の内容や、この接触が日中関係改善の兆候と言えるかどうかといった質問に対しては、直接的な回答を避けた。
今回の閣僚会談見送りは、両国間の緊張が続く中で行われた。中国は日本に対し、関係悪化の原因を認識し、適切な対応を取るよう求めている。一方、日本政府は中国との対話を重視しており、今後の関係改善に向けた動きが注目される。
APEC貿易相会合では、自由貿易の推進やサプライチェーンの強化などが議論されたが、日中関係の冷え込みが会合の雰囲気に影響を与えた可能性もある。両国間の溝がいつ埋まるのか、国際社会の関心が集まっている。



