上海の日本料理店で邦人切り付け事件、森ビルが社員被害を確認
中国・上海市浦東新区の商業ビル「上海環球金融中心」内にある日本料理店で、59歳の男が果物ナイフで客を切り付け、日本人男性2人と中国人女性1人が負傷した事件で、森ビル(東京)は20日、負傷した日本人男性2人が同社グループの現地法人の社員であることを明らかにした。事件は19日昼に発生し、2人は店内で食事中に襲われたという。
森ビル社長が見舞いのコメント
森ビルの辻慎吾社長は20日、東京都内で記者会見を開き、「被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い回復を願っている」と述べ、被害者への思いを語った。また、事件の詳細については捜査当局の発表を待つとした。
事件の概要と容疑者の状況
日本外務省関係者などによると、男は19日昼、商業ビル内の日本料理店で突然果物ナイフを振り回し、客らを切り付けた。この襲撃で日本人男性2人と中国人女性1人が負傷したが、日本人男性2人は命に別条はないという。現地の警察官に拘束された男には精神疾患の治療歴があり、当局が動機などについて詳しく調べている。
中国外務省の郭嘉昆副報道局長は20日の記者会見で事件の概要を説明し、男は「精神疾患のある患者だ」と述べた。記者から日本人を標的にした事件かどうか問われたが、これには答えず、メディアなどに対し「理由もなく騒ぎ立てない」よう求めるにとどめた。



