5カ国がボイコット、イスラエル参加に抗議
欧州を中心とした国別対抗音楽祭「ユーロビジョン」の決勝が16日、オーストリアのウィーンで開催され、ブルガリア代表のダラさんが初優勝を果たしました。今年は開催70回目の節目にあたりますが、イスラエルの参加に抗議する欧州5カ国が異例のボイコットを行う波乱の幕開けとなり、厳重なテロ警戒態勢が敷かれました。
ボイコットしたのはスペイン、オランダ、アイルランド、スロベニア、アイスランドの5カ国です。これら5カ国は、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの大規模攻撃などを理由に、昨年12月に不参加を表明していました。
多様性を重視した音楽祭
ユーロビジョンは多様性を重視しており、各国の歌手は英語や自国の言葉など20以上の言語でポップソングを披露しました。地元メディアによると、会場周辺では抗議活動を行っていた14人が逮捕されましたが、大きな混乱はありませんでした。
優勝はブルガリア代表のダラさんで、2位はイスラエル代表の歌手ノアム・ベッタンさんでした。主催者によると、ユーロビジョンは1956年からほぼ毎年開催されている世界最大のライブ音楽イベントです。各国でテレビ中継され、昨年は約1億7000万人が視聴しました。
今年はウクライナやオーストラリアを含む35カ国が参加しました。音楽祭は平和と多様性のメッセージを発信する場として知られていますが、政治的な緊張が影を落とす形となりました。



