オーストラリア東部ゴールドコーストで計画されていた91階建てのトランプタワー建設プロジェクトが中止となった。開発事業者の代表は、イラン情勢などの影響でオーストラリアにおけるトランプブランドの「イメージが悪化している」ことを理由に挙げた。地元市長は財務上の理由で撤退したとの見方を示している。地元メディアが14日までに伝えた。
計画の概要と背景
この計画は、トランプ米大統領の次男エリック氏が今年2月に公表したものだ。タワーにはホテルや居住施設、店舗が入る構想で、事業費は15億豪ドル(約1700億円)に上る大規模プロジェクトだった。しかし、その後、大統領の一族が運営する「トランプ・オーガニゼーション」のウェブサイト上から建設計画が削除され、中止が明らかになった。
中止の理由と反応
開発事業者の代表は、国際情勢の変化、特にイラン情勢の緊迫化がトランプブランドのイメージ悪化につながったと説明。一方、地元市長は「財務上の理由で撤退した可能性が高い」と述べ、事業の採算性に問題があったとの見方を示した。地元住民からは、環境影響や観光地としてのイメージを懸念する声も上がっていた。
このプロジェクト中止により、ゴールドコーストの経済への影響が懸念されるが、地元当局は新たな開発計画を模索する方針だ。



