名古屋市は13日、2026年9月から10月にかけて開催される愛知・名古屋アジア大会でスカッシュ競技の会場となる名古屋金城ふ頭アリーナ(名古屋市港区)において、天井部材の一部が水を吸収し落下したと発表した。この事故による負傷者は報告されていない。
落下の状況と原因
落下した部材は、長さ約3.6メートル、幅約50センチ、厚さ2.5センチの天井材で、今月11日朝に施設職員が約4メートル下の作業用通路で発見した。市の調査によると、昨年末までに行われた改修工事で施された屋根の防水加工が不十分であった可能性が高いという。
テスト大会の中止と今後の見通し
この影響で、14日から予定されていたスカッシュのテスト大会は中止が決定した。市の担当者は、水漏れの範囲と原因を詳細に調査し、必要に応じて屋根の防水加工を全面的にやり直す可能性を示唆。その場合、修復には長期間を要し、最悪のシナリオとしてアジア大会での使用が不可能になることもあり得るとしている。
アリーナの概要
名古屋金城ふ頭アリーナは2008年に完成。アジア大会に向けて2024年度から2025年度にかけて改修工事が行われ、今年1月に利用を再開した。4月からは一般利用を休止し、テスト大会の準備を進めていた矢先の事故となった。
代替施設の検討
市は、アジア大会に間に合わない場合、代替施設を探す方針を示している。担当者は「大会組織委員会とも相談し、対応を検討していく」とコメントした。



