イラン、ホルムズ海峡の作戦境界拡大を表明 船舶管理を強化
イラン、ホルムズ海峡の作戦境界拡大 船舶管理強化

エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡を事実上封鎖しているイラン革命防衛隊の高官は12日、海峡周辺での作戦上の境界を大幅に拡大し、船舶航行の管理を一層強化すると表明した。国営英語放送局プレスTVが伝えた。

作戦境界の拡大詳細

プレスTVの報道によれば、新たな作戦上の境界は、ホルムズ海峡西方の大トンブ島周辺から、オマーン湾に面した南部ジャスクにまで及ぶという。ただし、拡大された境界を示す地図は公表されておらず、具体的な範囲は不明である。高官は「イランの権益に対するいかなる侵害も許さない」と強調し、海峡の実効支配を強化する姿勢を明確にした。

米国との交渉の行き詰まり

この動きは、米国との戦闘終結に向けた交渉が行き詰まる中で行われた。イランは海峡の実効支配を強化することで、米国を揺さぶる狙いがあるとみられる。一方で、個別の国とは交渉を通じて通過を容認する構えも見せており、柔軟な姿勢も併せ持つ。

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イラク・パキスタンとの合意

ロイター通信は、イランがイラクおよびパキスタンそれぞれとの間で、原油と液化天然ガス(LNG)のタンカーの海峡通過について合意を結んだと報じた。具体的には、産油国イラクはイランとの合意に基づき、原油約200万バレルを積載した超大型原油タンカー(VLCC)2隻の海峡通過が認められた。これにより、一部の国に対しては海峡通過を許可する一方で、全体的な管理を強化する二面作戦が見える。

ホルムズ海峡は世界の石油輸送の約3分の1が通過する重要な航路であり、今回のイランの行動は国際的なエネルギー市場に影響を与える可能性がある。今後の動向が注目される。

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