国営ウクライナ鉄道は28日、桜の花びらのイラストで車両全体をラッピングした特別列車の運行を正式に開始した。この取り組みは、日本の国際協力機構(JICA)と在ウクライナ日本大使館の全面的な協力によって実現したもので、首都キーウと、毎年開催される桜祭りで有名な西部の都市ウジゴロドを結ぶ路線で運行される。
キーウ中央駅で記念式典
運行開始に先立ち、キーウの中央駅では盛大な記念式典が開催された。式典で国営鉄道のペルツォフスキー総裁は、ロシアが2022年の侵攻開始直後にレール生産拠点の製鉄所を破壊した後、日本が緊急にレールを供与してくれたことに改めて謝意を表明。「この桜列車は、日本との強固な協力関係の象徴だ」と述べ、両国の絆を称えた。
日本からの連帯メッセージ
また、服部修JICAウクライナ事務所長は式典であいさつし、「日本はこれまでも、そしてこれからもウクライナと連帯している」と述べ、継続的な支援の意思を示した。列車のラッピングデザインには、淡いピンク色の桜の花びらが散りばめられ、ウクライナの春の風景に溶け込む美しい外観となっている。
この桜列車は、ウクライナ国民にとって日本との友好の象徴であるだけでなく、戦時下における文化と希望の光として、多くの人々に親しまれることが期待されている。



