米CNNテレビは28日、米国とイランの協議を仲介するパキスタンが、イランから戦闘終結に向けた提案の改定案を数日中に受け取る見通しであると報じた。この改定案は、イラン側が提示した当初の提案を修正したものとみられる。
イランの提案内容とトランプ氏の反応
イランの提案は、米国がイランに対する港湾封鎖を解除し、戦闘を終了することを条件に、ホルムズ海峡を開放するという内容が含まれている。一方で、核問題を巡る交渉は先送りする方針が示されており、トランプ大統領はこの提案に対して否定的な姿勢を示していると伝えられている。
米イスラエルの攻撃開始から2カ月
米国とイスラエルによるイラン攻撃が開始されてから28日で2カ月が経過した。米国とイランの直接対話による協議再開の見通しは立っておらず、膠着状態が続いている。
イラン外相の外交活動
イランのアラグチ外相は、パキスタン、オマーン、ロシアを訪問した後、28日に帰国する予定であり、帰国後にイラン指導部と協議する見通しである。この一連の外交活動は、イランが国際社会との関係を模索していることを示している。
トランプ氏のSNS投稿
トランプ大統領は28日、自身の交流サイト(SNS)で「イランが自国は『崩壊状態』にあると連絡してきた」と主張した。さらに「彼らはわれわれにできるだけ早くホルムズ海峡を開放することを求めている」と書き込み、米軍による港湾封鎖がイランに大きな打撃を与えていると強調した。
この発言は、米国がイランに対して経済的・軍事的圧力を継続していることを示唆している。イラン側は、封鎖解除と戦闘終了を条件に海峡開放を提案しているが、トランプ氏は核問題を含む包括的な合意を求めており、両者の立場の隔たりは大きい。
今後の展望
イランが提出する改定案が、膠着状態を打開する鍵となるか注目される。パキスタンやオマーンなどの仲介国は、両国の対話促進に努めているが、米イラン間の信頼欠如が障壁となっている。専門家は、核問題を分離した部分的な合意の可能性も指摘するが、トランプ政権の強硬姿勢が変わらない限り、早期の解決は難しいとの見方が強い。



