南シナ海で実弾発射訓練 米比演習に自衛隊参加
フィリピンで実施されている多国籍合同軍事演習「バリカタン」において、自衛隊と米軍を含む5カ国の部隊が4月24日から28日にかけて、南シナ海で海洋訓練を実施した。訓練では、敵の船舶を想定した目標に対して実弾を発射し、フィリピン軍のミサイルフリゲート艦「ミゲル・マルバー」に共同通信記者らが招待され、その様子が公開された。この訓練は、排他的経済水域(EEZ)を含む南シナ海で実効支配の拡大を進める中国を牽制する意図がある。
4月25日の実弾発射訓練では、カナダ軍の無人艇を仮想敵と見立て、ミゲル・マルバーが重機関銃を使用。自衛隊の広報担当者によれば、護衛艦「いかづち」も実弾を用いた訓練に参加した。
訓練期間中、中国軍および中国海警局の艦船が少なくとも合計6隻、周辺海域に出現した。ミゲル・マルバーのヘチャノバ艦長は「中国船は演習を監視するのみで、干渉はしてこなかった」と述べている。
また、編隊航行や燃料補給、海難救助などの訓練も行われた。5カ国の艦船が一列やダイヤモンド形など、隊形を次々と変化させながら航行する様子も公開された。



