核拡散防止条約(NPT)再検討会議が開催中の米ニューヨークの国連本部で27日、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)による「原爆展」が開幕した。広島と長崎に投下された原爆の悲惨な実相を伝える写真や被爆資料が展示されており、会期は6月1日までとなっている。
原爆展の歴史と展示内容
この原爆展は、2005年のNPT再検討会議を機に始まり、今回で複数回目の開催となる。会場は国連本部のロビーで、約40枚のパネルが設置されている。パネルには、原爆で傷ついた市民の姿を捉えた写真が並び、英語の解説が添えられている。また、2024年に被団協がノーベル平和賞を受賞したことを紹介するパネルも設けられ、訪問者の関心を集めている。
展示の意義と期待
被爆者の証言や遺品を通じて、核兵器の非人道性を国際社会に訴えることが目的だ。NPT再検討会議では核軍縮の進展が議論されており、本展示が各国代表や国連職員、一般訪問者に強いメッセージを届けることが期待されている。
被団協の関係者は、「被爆の実相を伝え続けることが、核兵器のない世界への第一歩だ」と述べ、展示を通じて核廃絶への機運が高まることを願っている。



