イスラエルの右派ベネット元首相と最大野党党首で中道のラピド前首相は26日、新党を結成し、10月までに実施される総選挙に出馬すると表明した。ベネット氏は世論調査の支持率でネタニヤフ首相と拮抗する政敵であり、新党結成により現政権への幅広い不満を取り込み、支持拡大を図る。目的はネタニヤフ氏の続投阻止にある。
新党「ベヤハド」の結成
新党の名称は「ベヤハド(共に)」で、党首はベネット氏が務める。両氏は2021年にも連立政権を樹立し、当時のネタニヤフ政権を12年ぶりに退陣させた実績を持つ。今回の新党結成には、ネタニヤフ首相に対する批判の高まりが背景にある。
停戦への批判と影響
国内では、ネタニヤフ首相がイランやレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラとの交戦で軍事目標を達成しないまま停戦したとの批判が強まっている。このような状況下で新党への支持が高まれば、ネタニヤフ氏の求心力はさらに低下する可能性がある。
中部ヘルツェリヤでの共同記者会見で、ベネット氏は「協力して勝利をつかむ」と強調。ラピド氏は「われわれはエゴを脇に置き、国家のために良いことをしている」と述べ、支持者に理解を求めた。両氏の連携が今後の選挙戦にどのような影響を与えるか、注目される。



