1948年のイスラエル建国に伴い、約70万人のパレスチナ人が難民となったナクバ(大惨事)から15日で78年となるのを前に、ヨルダン川西岸ラマラで12日、市民が故郷への帰還権を求め行進した。子どもからナクバを経験した世代までが目抜き通りを歩き、イスラエル軍による占領やユダヤ人入植者によるパレスチナ人への暴力の終結を訴えた。
ナクバの歴史と市民の声
ナクバはパレスチナ人にとって最大の悲劇であり、今なお多くの難民が故郷に戻れずにいる。行進に参加した高齢の男性は「私たちは平和を求めている。占領が終わり、子どもたちが自由に暮らせる日を待っている」と語った。若い参加者も「私たちの世代がこの不正を忘れてはならない」と訴えた。
暴力の激化と国際的な懸念
2023年10月に始まった自治区ガザでの戦闘や、今年2月末からの米イスラエルとイランの交戦の陰で、ヨルダン川西岸では入植者による暴力が激化している。国連によると、今年3月のパレスチナ人の負傷者は記録的な多さとなっており、国際社会から懸念の声が上がっている。
- 入植者による暴力は日常化し、農地の破壊や住居への襲撃が後を絶たない。
- イスラエル軍の検問所や軍事作戦も住民の生活を圧迫している。
- 国際機関は即時停戦と占領終結を求めているが、改善の兆しは見えない。
行進は平和裏に終了したが、参加者たちは今後も抗議活動を続ける意向を示している。パレスチナ問題の解決には国際社会のさらなる関与が必要とされている。



