ロンドン中心部で16日、極右活動家が主催する大規模なデモが行われ、英メディアは警察の情報として約6万人が参加したと報じた。一方、別の場所ではパレスチナに連帯を示すデモも開催され、約2万人が行進した。警察官約4千人が警戒にあたり、両デモで計40人以上が逮捕されたが、大きな混乱は発生しなかった。
極右デモの様子
極右活動家のデモでは、英国旗のほかイングランドなど各地域の旗を掲げた参加者が路上を埋め尽くし、不法移民の排斥やスターマー政権の交代を強く訴えた。南東部エセックス州から参加したジェームズさん(54)は、不法移民の流入によって「私たちのアイデンティティーが失われている」と主張した。
親パレスチナ行進
親パレスチナの行進は、ガザ地区での紛争に対する連帯を示すため、約2万人が参加。参加者はパレスチナ国旗を掲げ、停戦と平和を求める声を上げた。両デモは異なる主張を持つが、警察の警戒により大きな衝突は回避された。
逮捕者と警戒態勢
警察は両デモの分離と秩序維持に努め、計40人以上を逮捕。逮捕理由は主に治安妨害や公共秩序違反とみられる。ロンドン警視庁は、両デモの規模を事前に予測し、約4千人の警官を配備していた。
今回のデモは、英国が移民問題や中東政策をめぐり深く分断していることを浮き彫りにした。スターマー政権は、不法移民対策や外交政策への対応が問われている。



