ハンガリー・オルバン首相、党首辞任の意向 6月党大会で最終決定へ
オルバン氏、党首辞任意向 6月党大会で最終決定

ハンガリーのオルバン首相が、先に行われた議会総選挙での大敗を受けて、自身が率いる右派政党「フィデス・ハンガリー市民連盟」の党首を辞任する意向を示したことが2月28日、明らかになった。地元メディアが党幹部の話として伝えたところによると、党内はこの意向を一旦は受理せず、6月13日に開催予定の党大会で最終的な決定を行うという。オルバン氏が引き続き党首を務める可能性も残されている。

背景と今後の展望

オルバン氏は今月25日、自身のX(旧ツイッター)アカウントで、「私が必要とされているのは議会ではなく、愛国運動の再編の場だ」と主張し、新政権下では国会議員を続けない意向も表明していた。この発言は、彼が政治の最前線から一歩引く可能性を示唆するものとして注目された。

今月12日に実施された総選挙では、親欧州連合(EU)の中道右派政党「ティサ(尊重と自由)」が、憲法改正に必要な3分の2以上の議席を獲得し、圧勝した。この結果は、長年にわたり政権を担ってきたフィデスとオルバン氏にとって、大きな打撃となった。

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党内の反応と今後の日程

党幹部によると、オルバン氏の辞任意向に対して党内からは驚きの声が上がっているが、多くの党員は彼のリーダーシップを引き続き支持しており、辞任を認めない姿勢を示している。党大会での最終決定までに、オルバン氏が翻意する可能性も取り沙汰されている。

オルバン氏は1998年から2002年まで首相を務め、2010年から再び首相の座に就き、長期政権を維持してきた。今回の選挙敗北は、移民政策や司法改革などをめぐるEUとの対立、国内の経済不満などが背景にあると分析されている。

今後の党大会では、オルバン氏の党首続投か、新たなリーダーの選出かが焦点となる。また、オルバン氏が国会議員を辞任する場合、後任の議員選出や政権運営にも影響が及ぶとみられる。

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