1986年4月に発生したウクライナ北部のチョルノービリ(チェルノブイリ)原発事故から40年となる26日、最大の被害国であるベラルーシの首都ミンスクで追悼式典が開催された。ベラルーシは国土の23%が放射性物質に汚染され、現在もなお深刻な影響が続いている。
追悼式典の様子
式典は、事故処理に従事した人々で構成される「チェルノブイリ功労者の会」が主催。寒空の下、学生を含む100人以上が参列し、追悼碑に花を手向けて犠牲者を悼んだ。
汚染の現状
ベラルーシ政府によると、今年4月時点で汚染地域は国土の約12%に減少したものの、人口の1割に相当する約92万人が依然として汚染地域に居住している。そのうち子どもは17万5千人に上る。
事故の規模と影響
国連の報告によれば、事故で大気中に放出された放射性物質の量は、広島に投下された原爆の約400倍に相当し、汚染は北半球全体に広がった。事故処理にはベラルーシ、ロシア、ウクライナなどから60万~80万人が動員された。世界保健機関(WHO)の傘下機関は、将来的に1万人以上が放射線被ばくに起因するがんで死亡するという推計を発表している。



