福島県内のそば店を紹介する多言語案内冊子が、このたび2万部発行された。県内のそば店などで構成される「うつくしま蕎麦王国協議会」が制作したこの冊子は、日本語、英語、韓国語、中国語の4カ国語で表記されており、訪日外国人観光客の増加や大型観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」に対応し、県産そばの魅力を国内外に広く発信することを目的としている。
冊子の内容と配布場所
全49ページからなるこの冊子には、会津、中通り、浜通りの各エリアのそば店に加え、そば道具やそば粉を取り扱う卸店など、計72店舗が掲載されている。各店舗の詳細な情報やおすすめメニューが写真とともに紹介されており、読者は自分に合ったそば店を見つけやすくなっている。
また、同協議会と県が共同開発したオリジナル品種「会津のかおり」の特徴や、会津藩主保科正之公と手打ちそばの歴史を解説した「そばコラム」も収録。そば文化にまつわる知識を深めることができる内容となっている。
冊子は、県内の道の駅やJR各駅の観光案内所などで無料配布されており、観光客だけでなく地元の人々にも広く利用されている。
背景と今後の展望
「うつくしま蕎麦王国協議会」は、2006年に県全体のそば振興を目的に発足した団体である。これまでも会員向けの多言語冊子などを製作してきたが、より多くの人に県内のそば文化を知ってもらうため、県の「ふくしまプライド。」県産農林水産物販売力強化支援事業を活用し、一般向けに冊子を展開することとなった。
同協議会の唐橋宏会長は、「この冊子をきっかけに、県内のそば店に多くのお客様が足を運び、県全体のそば産業の振興につながることを期待している」と述べ、今後のさらなる活性化に意欲を見せている。



