ナイジェリア軍は19日、同国北東部において過激派組織「イスラム国」(IS)の複数の拠点を米軍と共同で攻撃し、戦闘員計175人を殺害したと発表した。この作戦は数日前に開始され、ISの検問所や武器庫を破壊することに成功したという。
作戦の背景と詳細
ナイジェリアでは、ISに忠誠を誓う勢力を含むイスラム過激派が活動を続けており、住民の殺害や拉致事件が相次いでいる。これに対抗するため、ナイジェリア軍は米軍と連携して大規模な掃討作戦を展開してきた。今回の攻撃では、複数の拠点を同時に標的とし、戦闘員の殺害に加えて武装解除も進められたとみられる。
米軍との連携強化
トランプ米大統領は15日、米軍とナイジェリア軍がISのナンバー2に当たる幹部を殺害したと表明している。米軍は昨年12月にも北西部ソコト州でIS系勢力に対する攻撃を実施しており、両国の協力関係はさらに強化されている。今回の作戦は、こうした一連の対テロ戦略の一環として位置づけられる。
地域への影響
ナイジェリア北東部は長年にわたり過激派の活動が活発で、多くの民間人が犠牲となっている。今回の軍事作戦により、一時的に治安が改善する可能性があるが、根本的な解決には至っていない。国際社会は、軍事行動に加えて、貧困や教育不足などの根本原因に対処するための支援を求めている。
ナイジェリア軍は今後も過激派に対する攻勢を継続する方針であり、地域の安定化に向けた取り組みが注目される。



