ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)で迫害を受け、アウシュビッツを含む三つの強制収容所を生き延びたアルブレヒト・ワインベルクさんが12日、ドイツ北部レーアで死去した。101歳だった。地元当局が発表した。学校などで自らの経験を語り継ぐ生き証人として広く知られていた。
生い立ちと収容所体験
ワインベルクさんは1925年、レーア近郊でユダヤ人の家庭に生まれた。1940年代前半にアウシュビッツ強制収容所に送られ、その後ミッテルバウ・ドーラ強制収容所を経て、ベルゲン・ベルゼン強制収容所で1945年に解放された。両親はアウシュビッツで殺害された。
戦後の活動
1947年に渡米し、2012年に妹と共にレーアに戻った後は、ナチスの犯罪を記憶にとどめる活動を続けていた。多くの学校や公共の場で講演を行い、若い世代にホロコーストの歴史を伝えることに尽力した。
ワインベルクさんの死去により、ホロコーストの生存者数はさらに減少している。彼の証言は、歴史の教訓を後世に伝える重要な遺産として残る。



