エボラ熱、コンゴで死者87人に達し感染拡大懸念 アフリカ連合が警戒強化
エボラ熱、コンゴ死者87人 アフリカ連合警戒

エボラ熱、コンゴで死者87人に 感染拡大の懸念強まる

アフリカ連合(AU)疾病対策センター(CDC)のカセヤ事務局長は16日の記者会見で、コンゴ(旧ザイール)東部イトゥリ州で発生しているエボラ出血熱について、「周辺地域に拡大するリスクが高まっている」との深刻な懸念を表明した。CDCの集計によると、イトゥリ州での感染者数は疑い例を含めて336人に達し、うち87人が死亡している。

カセヤ氏は「コンゴはウガンダや南スーダンと人の往来が活発だ」と指摘し、国境を越えた感染拡大を防ぐため、検査体制の強化を緊急に訴えた。実際、イトゥリ州に隣接するウガンダの保健省は15日、エボラ熱に感染したコンゴ人男性がウガンダ国内で死亡したと発表しており、既に隣国への波及が確認されている。

感染の起源と特徴

イトゥリ州での感染は4月に始まり、死者の検体から「ブンディブギョ株」が検出された。CDCや国境なき医師団(MSF)によると、この株は2007年にウガンダで初めて確認されたもので、推定致死率は25~40%とされる。現在のところ、この株に対して有効なワクチンは確立されておらず、対策の難しさが浮き彫りとなっている。

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過去の流行と今後の課題

コンゴでは過去にもエボラ熱が繰り返し発生しており、特に2018~2020年に東部で大流行した際には2200人以上が死亡する深刻な事態となった。今回の流行も同地域で発生しており、医療インフラの脆弱さや住民の移動の多さが課題となっている。国際社会は、迅速な封じ込めと感染拡大防止に向けた協力の必要性を強調している。

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