三菱マテリアル、米企業と連携し使用済み磁石からレアアースを回収へ 2026年から本格稼働
三菱マテリアル、米企業と使用済み磁石からレアアース回収で協業

使用済み磁石からレアアースを回収 三菱マテリアルが米企業と提携

三菱マテリアルは2026年3月31日、米国のリエレメントテクノロジーズと協力し、使用済み磁石からレアアース(希土類)をリサイクルする新たな事業に乗り出すことを正式に発表しました。同社はリエレメントテクノロジーズに出資する方針で、具体的な金額は明らかにしていませんが、この提携を通じてレアアースの再利用技術を強化し、安定的な供給体制の確立を目指しています。

米国で始動するリサイクル事業の詳細

両社の協業はまず米国を拠点としてスタートします。リエレメントテクノロジーズは、使用済み磁石などからレアアースを効率的に取り出す独自の技術を保有しており、リサイクル工程を担当。一方、三菱マテリアルは使用済み磁石の供給や、回収されたレアアースの販売を担う役割を果たします。年内にも米国内でリサイクル施設の稼働を開始する予定で、将来的には日本での事業展開も検討されています。

この取り組みは、電気自動車や半導体など、現代の先端技術に不可欠なレアアースの安定調達を目指すものです。 従来、レアアースは中国など特定の国々からの輸入に依存する傾向が強く、供給リスクが懸念されてきました。三菱マテリアルとリエレメントテクノロジーズの提携は、こうした課題を解決するための一歩として注目されています。

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提携発表の舞台裏

発表に際しては、東京都千代田区で三菱マテリアルの田中徹也社長とリエレメントテクノロジーズのカーク・テイラー最高財務責任者が握手を交わす様子が公開されました。この光景は、日米両社の緊密な連携と、リサイクル事業への強い意欲を象徴するものとして捉えられています。

三菱マテリアルは、出資額を公表していないものの、この協業が長期的な成長戦略の重要な柱となることを示唆。 レアアースのリサイクル技術を磨くことで、環境負荷の低減と資源の有効活用を両立させ、持続可能なビジネスモデルの構築を目指す方針です。

今回の提携は、世界的な脱炭素化の流れや、サプライチェーンの多様化が求められる中、企業間の国際協力が資源問題の解決にどのように貢献できるかを示す事例として、産業界から高い関心を集めています。今後の展開に注目が集まります。

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