島津製作所が京都に科学技術ミュージアムを建設、2029年夏開館へ
島津製作所は、京都市中京区の旧本社隣接地に新しい施設「島津科学技術ミュージアム(仮称)」を建設することを明らかにしました。このプロジェクトは、同社の創業150周年を記念する事業の一環として位置付けられており、2029年夏の開館を目指しています。
最先端科学と社会をつなぐ拠点に
ミュージアムの目的は、最先端の科学技術と社会とのつながりを創出する拠点となることです。島津製作所は、ここを通じて企業の歴史と未来への展望を一体的に発信したい考えで、科学技術の進歩がどのように産業発展に寄与してきたかを広く伝える場を提供します。
創業記念資料館と連携した2館体制
建設予定地の近くには、創業者である島津源蔵の住居兼社屋を改築した「創業記念資料館」が既に存在しています。この資料館は国の登録有形文化財および近代化産業遺産に認定されており、当時の貴重な資料や製品を展示しています。新ミュージアムが完成すれば、この2館が連携し、島津製作所の歩みと将来像をより包括的に紹介する体制が整います。
伊東豊雄氏が設計を担当
ミュージアムの設計は、世界的に著名な建築家の伊東豊雄氏が担当します。伊東氏の独創的なデザインは、科学技術の革新性を建築空間に反映させ、訪れる人々に印象的な体験を提供することが期待されています。創業期以降に手がけた製品を活用した展示を通じて、産業と科学の歴史を生き生きと伝える計画です。
この取り組みは、地域社会への貢献を目指すとともに、科学技術の重要性を再認識させる教育的な役割も果たすでしょう。島津製作所は、ミュージアムが京都の文化的・学術的ランドマークとして定着することを願っています。



