上司の指導を無視して長期海外旅行、県職員が停職処分に
群馬県は11日、県土整備部に所属する男性主幹専門員(63歳)に対して、停職3か月の懲戒処分を科したことを明らかにしました。処分は10日付で行われ、この職員は再任用職員であり、年度末で満了となる任期の更新は行わない方針です。
109日間のクルーズ旅行で14日間の欠勤
発表によると、男性職員は昨年2025年8月19日から12月5日までの109日間にわたり、欧米や南米、アフリカなどを巡るクルーズ旅行に参加しました。この期間中、有給休暇などの休暇をすべて使い果たした後、さらに14日間に及ぶ欠勤を重ねたことが問題視されました。
特に注目すべき点は、渡航前に上司から口頭および書面で、欠勤が認められない旨の指導を受けていたにもかかわらず、男性がこれを無視して旅行を強行したことです。県当局は、この行為が職務専念義務などを定めた地方公務員法に違反すると判断し、厳しい処分に踏み切りました。
地方公務員としての責任を問う
群馬県の関係者は、今回の処分について次のようにコメントしています。「職員としての基本的な義務を怠り、組織の信頼を損なう行為は許されません。再任用職員であっても、公務員としての責任は重く、適切な対応が必要でした」。この処分は、県職員に対する本年度的な懲戒処分としては6件目となります。
この事例は、公務員の倫理や規律に関する議論を再燃させる可能性があります。長期の海外旅行を計画する際には、職務とのバランスを考慮し、適切な手続きを踏むことが不可欠です。群馬県では、今後も職員の服務規律の徹底を図り、同様の事案が発生しないよう対策を強化していく方針です。



