JR四国が新中期経営計画を発表、2030年度に営業収益900億円を目指す
JR四国は3月31日、2026年度から5年間にわたる新たな中期経営計画を正式に発表しました。この計画では、2030年度における連結営業収益を900億円に引き上げることを明確な目標として掲げています。その内訳として、鉄道運輸収入は245億円を予定しており、鉄道事業の基盤強化を図る方針です。
四之宮和幸社長が記者会見で経営戦略を説明
高松市で開催された記者会見では、四之宮和幸社長が自ら計画の詳細を説明しました。社長は「集中的な投資を通じて稼ぐ力を強化し、持続可能な経営体質の構築を目指す」と述べ、経営基盤の安定化と成長戦略の両立に意欲を示しました。この発言は、JR四国が単なる収益拡大だけでなく、長期的な企業価値の向上を重視していることを示しています。
運賃改定と事業拡大の具体的な方針
計画では、運賃改定について「5年間の中で実施したいと考えている」と明言し、新年度から本格的な検討に着手することを明らかにしました。これにより、利用者負担の見直しと収益改善のバランスを図る姿勢が鮮明になりました。
さらに、中長期的な発展を視野に入れ、以下の戦略的取り組みも推進していく方針です:
- 海外での合併・買収(M&A)や出資戦略の検討:国際市場への進出を通じた収益源の多角化を図ります。
- 非鉄道事業の拡充:特にホテル事業では全国展開を見据え、「まずは中四国地方で集中的な新規出店をする」としました。これにより、地域経済への貢献と収益向上の両立を目指します。
これらの施策は、JR四国が鉄道事業に依存しない経営構造の構築を急ピッチで進めていることを示しており、市場環境の変化に対応した柔軟な経営戦略が特徴です。



