ディオールが代官山にコンセプトストア開業、日本の美と匠の技を融合した文化的空間
ディオール代官山にコンセプトストア、日本文化を融合

ディオールが代官山にコンセプトストアを開業、日本の美と匠の技を融合

フランスの高級ブランド「ディオール」が、東京・代官山にコンセプトストア「ディオール バンブー パビリオン」を2026年2月に開業しました。総面積は約1800平方メートルで、ブランドのエレガントな世界観と日本の美と匠の技が見事に融合した壮大な空間が話題を呼んでいます。この店舗は単なる小売店を超え、文化的な体験ができる場所として注目されています。

金色の竹林をイメージした外観と禅の庭園

店舗の外観は、京都の竹林から着想を得た金色のデザインが目を引きます。リサイクルしたアルミニウム製の「竹」が使用され、パリ本店の外観を再解釈したものとなっています。周囲には禅をテーマにした庭園が広がり、希少植物を集める「プラントハンター」として知られる西畠清順さんが手がけました。松や梅、ツバキなど多種多様な木々が植えられ、自然と調和した環境を創出しています。

日本の伝統技術とアートがちりばめられた内装

店内に入ると、京都の職人が作った大きなちょうちんが客を出迎えます。天井には和紙が貼られ、青森の「ねぶた」を思わせる空間が広がっています。スカーフやサングラスが並ぶ部屋には、枯れ山水から着想したカーペットが敷かれるなど、細部まで日本文化が取り入れられています。

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フラワーアーティストの東信さんや切り絵作家の柴田あゆみさんなど、10組以上の日本のアーティストと協業し、家具や調度品、内装の随所に日本文化がちりばめられています。ブランド創設者のクリスチャン・ディオール氏は浮世絵や絹織物など日本文化に魅了され、後継のデザイナーらも日本から着想を得た作品を多く提案してきました。この店舗からも、ブランドと日本の深い絆を感じることができます。

カフェ併設とサステナブルな取り組み

フランスの「アールドゥヴィーヴル(暮らしの美学)」を体感できるカフェも併設されており、ブランドを象徴する格子柄「カナージュ」をモチーフにした洋菓子を楽しめます。また、店舗ではリサイクル素材を積極的に採用しており、外観のアルミニウムは再生素材を使用しています。これは循環型プロジェクトの一環で、環境への配慮が示されています。

デルフィーヌ・アルノーCEOのインタビューから

新店舗の開業に合わせて、「クリスチャン ディオール クチュール」会長兼CEOのデルフィーヌ・アルノーさんが読売新聞のインタビューに応じました。彼女はこの店舗について、「単なる店舗ではなく、ライフスタイル、卓越したクラフツマンシップ、あらゆる芸術が交差する夢のような新しい空間」と語りました。また、日本の伝統とディオールの独創性が美しく融合している点を強調しました。

アルノーさんは、日本市場について「1946年の創設以来、文化と創造の両面で深い絆を築いてきた」と述べ、昨年は京都でショーを行い、大阪・関西万博にも参加するなど、常に新しい息吹を吹き込んでいることを明らかにしました。さらに、今年中に大阪・心斎橋に新店舗「ハウス オブ ディオール心斎橋」をオープンする計画も発表されています。

若い世代へのアプローチと今後の展望

昨年就任したデザイナーのジョナサン・アンダーソンさんについて、アルノーさんは「独創的で大胆、遊び心や喜びに満ちた架け橋を築くことにおいて、彼に並ぶ者はいない」と評価しました。彼の作風は若い世代にも親しみやすく、レザー小物やスモールアクセサリーとの相性が良いとしています。

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このコンセプトストアでは、コレクションやアートを堪能したり、買い物や庭の散策を楽しんだりできる特別なひとときが過ごせます。ディオールは、モダンさ、遊び心、大胆なオリジナリティを融合させた創造性を高く評価するあらゆる世代の顧客を迎え入れ、誰もがブランドの夢の一部を手にできることを願っています。