台湾自転車大手ジャイアント創業者・劉金標氏が91歳で逝去
【台北共同】台湾を代表する自転車メーカーであるジャイアントグループの創業者であり、元会長を務めた劉金標氏が、2月16日に死去したことが明らかになった。同社が公式に発表した情報によると、劉氏は91歳の高齢でこの世を去った。現在のところ、具体的な死因については公表されていない。
世界的な自転車ブランドを築き上げた功績
劉金標氏は1934年に台湾西部の台中市で生まれ、1972年にジャイアントを設立した。創業当初は他社ブランドの自転車を生産することで経営基盤を確立し、1981年には自社ブランド「ジャイアント」を打ち出した。その後、欧米や日本を中心に販路を拡大し、同ブランドを世界的に知られる自転車ブランドへと成長させた。
また、劉氏は単なるビジネスリーダーとしてだけでなく、サイクリング文化の普及にも積極的に取り組んだ。2012年には、広島県と愛媛県を結ぶ瀬戸内しまなみ海道で開催されたサイクリングイベントに参加するなど、日本との交流も活発に行っていた。その功績が認められ、2017年には旭日中綬章を受章している。
日本との深い関わりと業界への影響
劉金標氏のリーダーシップの下、ジャイアントは台湾のみならず、日本市場でも高いシェアを獲得し、多くのサイクリストから支持を集めてきた。同氏の死去は、自転車業界全体に大きな衝撃を与えるものと見られている。
劉氏の生涯は、台湾の経済成長を支えた起業家の一人として、また、スポーツと文化を通じた国際交流の推進者として、多くの人々に記憶されることだろう。今後のジャイアントグループの動向にも注目が集まっている。



